2021.08.21
絵付けのお話~いっちん釉彩について~
前回のお話の続き
素焼きから出てきた生地に砂糖衣釉(アイシングクリームの様な風合いになるマット釉)を掛けます。
少し黄味がかった色にですチタン分を多く含む釉薬をいっちん用の絞りゴムふくろに入れて、素焼き前に描いた、凹凸ある花や枝紋にかさねる様に模様をえがきます。この技法を「いっちん釉彩」と私は呼んでいます。
さあこの後はいよいよ1200度で電気窯で焼き上げます。
凹凸ある一チンの模様の上に白いマット釉 更にアイボリーホワイトの釉。3層の色と絵模様が重なり不思議な質感と表情をもった器が焼き上がる予定です。
つづく